愛少女ポリアンナ物語は前作の小公女セーラと比べると、ストーリー自体明るくて登場人物も個性的な人が多い作品と言えます。

1920年代のアメリカのとある田舎で暮らす主人公ポリアンナは、父のジョン牧師と2人で幸せに暮らしていました。母のジェニーはポリアンナが4歳の時に他界しました。でもポリアンナは明るく元気な女の子に成長しました。

ですが父のジョンは元々体が弱く、心臓病を患っていたにも関わらず牧師の仕事をこなしてました。ポリアンナはそんな父の体を心配しますがある日、心臓発作により亡くなってしまいました。

両親を亡くしたポリアンナは、母方の叔母に当たるパレー・ハリントンに引き取られます。つまりパレーはポリアンナの母の妹で、ずっと独身を通してきました。最初はバタバタするポリアンナを疎ましく感じますが、やがてポリアンナの素直さ、明るさに魅かれて徐々に優しくなっていきます。

パレーの住むベルディングスビルには、変わった人達が多く住んでいました。大金持ちで周囲から変わり者呼ばわりされているジョン・ペンデルトン、病気で寝たきりの貧しいスノー婦人など、ポリアンナはおかまいなしに親しみを持って、接しては父から教わった「よかった探し」を教えて行きます。

よかった探しとは、ポリアンナの父が見出したゲームの1つで、聖書の中に嬉しい言葉が800個あると愛娘に伝授したのが始まりでした。

ですからポリアンナの口癖は、「わ~い、よかった!」です。これは自分で他人のよかった探しが出来た時でもよく発する言葉です。

たちまちポリアンナのよかった探しはベルディングスビルの人たちに知れ渡り、沢山の人たちを幸せにしていきました。天真爛漫な少女、ポリアンナのお蔭ですね。

そしてポリアンナは孤児院出身のジミー・ビーンと友達になります。ジミーはポリアンナにとってはベルディングスで出会った最初の友達で2人はお互いにかげがえのない存在、親友となっていきます。

その後ジミーはポリアンナの計らいで、ジョン・ペンデルトンの養子となり一気にお金持ちのおぼっちゃんに変わります。でも義父となったペンデルトンとは実の親子以上に仲良しになりました。ポリアンナって本当に他人まで幸せにする力を持っていますね。

途中ポリアンナは交通事故によって、脊髄を傷め下半身まひになってしまうという不幸な災難に境遇します。一時は彼女自身得意のよかった探しが出来なくなってしまいますが、ベルディングスビルに住む暖かい人たちの励ましによって元気を取り戻します。

チルトン医師によれば、ボストンのエームス博士ならポリアンナの足を治せるんじゃないかと提案し、ポリアンナはパレーとチルトン医師の同行でポストンの病院で足の手術を受け、無事に成功しました。

リハビリ中はボストンの看護師デラが姉のためにどうしてもポリアンナのような子が必要だと言い、カリウ家に滞在します。カリウ夫人は大金持ちの割には不幸な女性で、甥のジェミーを探すことだけが生きがいでした。

他人の不幸でも自分のことの様に思う優しいポリアンナは、たまたまボストン公園で知りあった少年がカリウ夫人の探しているジェミーではないかと思うようになります。が、名前が同じなだけでその他には証拠たるものがありませんでしたので、様子を見がてら引き取ることをカリウ夫人に提案します。

最初は気乗りしなかったカリウ夫人も、もしかして?の期待を持って車いすの少年ジェミーを身代わりとして引き取ります。

その後、弁護士を通して甥のジェミーを探し続けていたところ、何とジミー・ビーンがカリウ夫人の探していたジェミー・ケントと判明します。

意外な結末でした。