ペリーヌ物語でカルピスがスポンサー最後の作品となります。主人公のペリーヌは両親と一緒に祖父の住むフランスのパリから遠く離れた「マロクール村」に向かう旅をしていました。ペリーヌと両親は最初インドのダッカで暮らしていましたが、ペリーヌの父・エドモンが仕事に失敗したため、3人で祖父のいるフランスへ帰る決断をしたというものです。

途中父・エドモンは肺炎を患い、ボスニアで亡くなってしまいました。悲しみに暮れる母・マリとペリーヌでしたが、エドモンの葬儀を終えた後、2人でフランスへ向かう旅をすることになりました。女2人だけの旅は何かと不安だらけです。

それでも2人は力を合わせてエドモンの遺志をついで写真撮影の商売をしながら遠く離れたフランスを夢見て旅を続けます。ロバのパリカールと犬のバロンが2人にとっては大切な存在でした。

クロアチア、イタリアまでは何とか順調に着たものの、スイスに入ると険しい山越えがあったのです。これはどう見ても女2人ではとても出来ないですね。馬車を素手で動かしたり、後ろから押したりととても対処できるものではありません。

でも運よく通った男性の手により、アルプス超えを無事終えますが、母・マリは長期間の旅の疲れから、持病の心臓病が悪化してフランスに入ったころにはもう寝たきり状態になってしまいました。

ペリーヌは母・マリのためにしばらくパリにとどまることにしました。医者に診察してもらったり、薬代のことも有り、手持ちのお金はたちまち底をついてしまいました。ペリーヌ母娘は仕方なく、自分たちの所持品を売り、ついに最後には旅を共にしてきたロバのパリカールまで売ってしまいました。

もう自分の命が長くないと察したマリはペリーヌに1人で祖父のところへ行くように命じます。そして本当は祖父に反対されて結婚したこと、フランスに行ってもし孫など名乗っても祖父はペリーヌを歓迎しないかもしれないと全てを打ち明け、最後には「人に愛されるにはまず自分から人を愛しなさい。」と言い残してマリは亡くなりました。

ペリーヌはとうとう1人ぽっちになってしまい、母・マリの葬儀を終えた後、親切にしてくれた人たちに別れを告げ、パリを後にしました。ペリーヌのマロクールへの一人旅が始まりました。愛犬のバロンと共に徒歩約150キロです。

そしてとうとう苦しい旅は終わりを告げて、ペリーヌは父・エドモンのふるさとマロクールに到着しました。でも「おじいさまは私を歓迎してくれない。」ということで、すぐには祖父のところへはいかず、偽名「オーレリィ」を使って織物工場で働くことにしました。

少ない賃金で節約できる所は全部節約し、小さな小屋で1人暮らしをするペリーヌは本当に賢い少女何だってことがよくわかりました。

突然工場で仕事をしていたペリーヌに通訳の仕事が舞い込み、そこでペリーヌは初めておじいさんと話をすることが出来ました。通訳の仕事ぶりを見て、おじいさんのビルフランはペリーヌを孫とも知らず、「利口な娘だ。」と気にいるようになります。

ペリーヌにますます信頼を寄せたビルフランは自分の御屋敷にペリーヌを住まわせます。

そんな折、ビルフランは息子のエドモンの消息を弁護士を通じて探していました。ですが生きていると信じていたのに、すでに亡くなっていた!ビルフランは悲しみに暮れてしまいます。そんな悲しい祖父の姿をペリーヌは優しく見守ります。

お母さんの遺言通り心からおじいさんを愛していました。ビルフランはもしかしたらこのオーレリイが孫ではないか?と察するようになり、弁護士を通じて調査した結果その通りになりました。完全なハッピーエンドです!