七つの海のティコは原作者がいません。調べたところ、世界名作劇場の全くのオリジナル作品であり、海の上を少女とシャチが仲良く世界中を旅する冒険アニメの1つと言えます。

主人公ナナミは父スコット(海洋生物学者)とその友人アルとペペロンチーノ号に乗って幻の生き物と言われるヒカリクジラを探していました。ナナミにとってペペロンチーノ号は船でもあり、自分の家でもあります。ですからアニメ内では、ナナミ自身の専用の部屋が出てきます。

旅の途中、メルベル家のお嬢様シェリルや執事のジェームスと知りあったり、父スコットの学友でもある父ルコントの息子トーマスが加わって合計6人でペペロンチーノ号で冒険の旅を続けます。

旅先では楽しいことばかりではなく、命の危険性さえ感じることも多々ありますね。でも嬉しいことも有りました。それはナナミが小さいころから親友としているシャチのティコに赤ちゃんが生まれたことです!もうナナミは感激です!

ティコの子供にはジュニアとつけ、親子で共にペペロンチーノ号と一緒に旅をします。最初はジュニアはナナミになつこうとはしませんでしたが、母親のティコやナナミの優しさに触れて徐々にナナミに対して友達と思うようになります。

ナナミは元々海で旅してるせいか、泳ぎは得意な様子で、ディコと共に深い所まで潜ってしまいます。それもダイビング器具とかも一切つけません。よっぽど女の子にしては肺活量が強いのでしょう。そして笛を吹いて親友のティコを呼ぶときは本当に深い絆を感じます。

でもナナミに突然の悲しみが襲います。北極に入った時にアルがスクイドボールに乗って、GMC船(ナナミの父・スコットのライバル兼悪役?)を助けようとしたところ、氷に挟まれてスクイドボールは絶体絶命のピンチ!そこでティコの活躍により、アルの乗ったスクイドボールは助かりますが、致命的な大けがを負ったティコはそのまま深い海底へと沈んでいき、命を落としてしまいました。

親友を突然失ったショックでナナミはなかなか悲しみから立ち直ることが出来ず、途方に暮れていましたが、スコット、アル、シェリル、トーマスの仲間やジュニアの暖かい存在によって元気を取り戻し、母親を失ったジュニアに改めてティコと呼ぶようになります。

ナナミの母はすでに他界してましたが、旅の途中日本に立ち寄って母の実家へナナミはスコットと一緒に訪ねて行きます。母の記憶がないナナミはその時、見せてもらった母の映像を見て、自分がころんだ場所を思い出し、母の笑顔も思い出します。何とも暖かいワンシーンでした。

そして一行は本格的にヒカリクジラを探し求めます。ヒカリクジラは体からトロンチウムを出すので、スコットの持つヒカリクジラの骨が反応するとたちまち光るので、急いで姿を求めて探し、とうとう見つけるのに成功します。

しかしライバルのBMC組織に先取りされてしまい、ヒカリクジラは実験台にされてしまいます。貴重な生き物を実験台にすることに猛反対のスコットはBMC組織に乗り込んで、ヒカリクジラを助けるようにしますが、出来ませんでした。

でもどういうわけかヒカリクジラの声の呼びかけで、海の生き物たちが助けようとBMC組織へ乗り込み、建物を壊すなどしてヒカリクジラを救出するのに成功します。この場面には不思議なシーンが多く、カモメが人間を襲い、他のクジラやアザラシまでもが駆けつけて悪役BMCの建物を体からぶつかって崩壊させるなど、少し恐怖感を覚えました。

最後、ナナミとティコはヒカリクジラと会話が出来、奇跡的に母親と会えるシーンがありました。これはヒカリクジラが助けてもらったお礼の意味合いですね。