「若草物語」は昔学校の図書館に置いてあったことを覚えていますが、何だか難しそうで原作を読む気になれず、題名だけ知っていて内容は全然知らないまま私は大人になってしまいました。

でもこの有名な物語がアニメ化されたことにより、初めて内容の面白さを感じました。

アメリカ南北戦争の最中の時代ですから、1860年代半ば頃の物語です。若草物語の4姉妹の父・フレデリックは南北戦争の兵士であり、奴隷解放のために戦っていて、家には殆どいませんでした。

父のいない生活をする仲の良い4姉妹とその母・メアリーは戦争が早く終わってほしいと心から願っていました。そんな時に自分たちの住んでいた町が敵兵に襲われ、大砲で火を放たれて焼かれてしまう、といった悲惨な目にあってしまいます。

家を失った4姉妹とメアリーはフレデリックの叔母のいるニューコードへ引っ越し、その叔母を訪ねて行きます。最初は冷たく当たっていた叔母・マーサは甥のフレデリックの家族に愛情を注ぐようになり、何かと世話をしてくれるようになります。

貸家を見つけ、フレデリックがいつでも帰れるように4姉妹とメアリーは力合わせてニューコードでの新しい生活を始めます。

長女メグはお金持ちの屋敷の子供達の家庭教師に、次女ジョーは新聞社に自分の書いた小説を持ち込んで、新聞に載せて欲しい!と売り込みむなど何かと家計を助けようと試みます。

三女べスはとてもピアノが上手な女の子です。でも内気な性格からか、学校へは行かず、殆ど家の中で過ごすことが多いです。四女のエイミーは学校に通う女の子で、活発な女の子ではありますが、末っ子からかわがままな面があり、いつもジョーと喧嘩になることがあります。

四姉妹の隣りには大金持ちのジェームス・ローレンスと孫のローリーが住んでいます。ローリーがジョーと仲良くなったのがきっかけで、隣同士、家族ぐるみの付き合いをすることになりました。

ローリーはなかなかの好青年です。そしてジョーにあった時から彼女に好意を寄せるようになりますが、当人のジョーはそのことには全く気付いていませんでしたね。

ローリーは元々ピアニストになるのを夢見ていましたが、祖父に反対されて大学へ行くように勧められます。その受験勉強のために専属の家庭教師カール・ブルックが彼の勉強の手助けをしていました。

メグはこのローリーの家庭教師に一目ぼれし、またカールも彼女に一目ぼれし、一気に恋に落ちますがなかなか仲は進展しません。

そんな時に辛い知らせが家族を襲います。それは戦場にいる父がチフスの病で倒れてしまったことです。母はすぐに病院へ駆けつけ、四姉妹で両親の留守を守ることにします。しかし運の悪いことに今度はべスが猩紅熱に侵され、事態は悪化の意図。

幸いなことに父の病気が回復傾向にあったので、母はべスの病気を電報で知り、帰宅します。父の看病はローリーの家庭教師カールがすることになりました。

一時は重症になったべスも、皆の看病のお蔭で無事回復します。そして父も同時に回復し、クリスマスに家族の元へ帰ってきます。そしてカールに感謝したメグは彼と婚約します。

その間にリンカーン大統領が演説で「奴隷解放」の演説を公衆の前でしたことは有名です。「人民の人民による人民のための政治」の発したこの言葉はリンカーン大統領の白人、黒人の差別をなくすためのこの歴史上に残る名セリフですね。

リンカーン大統領の存在がなかったら、黒人は白人の奴隷であることはいつまでも続いていたのではないでしょうか?

べスと父が全快し、メグも婚約したことでこの家族は幸せになった、という結末と南北戦争も終わったことでハッピーエンドでした。