物語の舞台はアメリカ。ブレルスフォードと呼ばれる小さな町で大都会ミルウォーキーから汽車で約4時間の所に住む動物好きな少年とあらいぐまの友情物語です。

あらいぐまラスカルのこの「ラスカル」はいたずらっ子という意味があるそうです。主人公のスターリングが親友のオスカーとウエントワースの森であらいぐまの親子を見つけたところから物語はスタートします。

心無いハンターにより母親のあらいぐまは殺され、残された小さな子供のあらいぐまを抱き上げてスターリングは育てようと試みます。オスカーのお母さんにあらいぐまの育て方を教わり、スターリングの新しい友達育てが始まります。

庭の樫の木をラスカルの家にし、スターリングは心の底からかわいがります。その他カラスのポーやスカンクなども飼っていたスターリングですが、近所の人たちは快く思っていません。とりあえずスカンクは仕方なく森に逃がしてやりました。

ラスカルを見つけた時、スターリングのお母さんはミルウォーキーの病院に入院中でした。お母さんが退院後、しばらくはラスカルとお母さんと楽しい時間を過ごしますが、お母さんは不治の病に侵され、途中で他界してしまいました。

大好きなお母さんが亡くなって悲しむスターリングでしたが、今後彼にとってラスカルは大きな存在になっていくのです。「僕の親友ラスカルだよ。」と皆に紹介します。

かわいいガールフレンドのアリスと親しくなり、夏休みにノーザネイルのホテルに遊びに行き、スターリングとアリスは野生の動物たちと触れ合うことが出来ました。スターリングは動物だって人間と同じように心があるんだから必ず仲良しになれることを常に信じていました。

しかしラスカルは所詮野生の動物です。近所のトウモロコシ畑などをさんざん荒らして、ついに近所の人たちの怒りをかってしまいました。一度は森に帰すことも考えたスターリングでしたが、自分を慕ってくるラスカルを見ているとどうしても離れることなど到底無理でした。

周囲の意見もあり、畑を荒らすラスカルに対してスターリングは心を鬼にして、檻を作る羽目になりました。動物園の動物の様にラスカルを1日中檻に閉じ込めるなんてとても出来ないのがスターリングの本音です。でも檻を作らないとラスカルは殺されてしまいます。ですから涙を呑んで檻にラスカルを入れて飼うことにしました。

それに首輪も必要となり、これでは犬と同じではないかとスターリングはみじめな気持ちで悲しくなりました。本当に優しい少年ですね。

でもラスカルはすぐに他の動物と仲良しになる才能があるんですね。隣りの家の馬のドニイブルックやノーザネイルのホテルでは犬のチンジャー、あらいぐまのエリザベスとその子供、鹿の親子などなど、本当に友達が沢山出来ました。

でもやっぱりみなしごになった自分を育ててくれたスターリングが一番の親友です、ラスカルにとって。例え檻に閉じ込められても、ラスカルはスターリングを信じ、またスターリングもラスカルを信じています。

それからオスカーやアリスとも仲良しですね、ラスカルは。

スターリングはカヌーを作ることを計画します。自分の作ったカヌーでラスカルを乗せたいと思ったからです。でもその最中にスターリングのお父さんの経営してきた2つの牧場が台風で全滅となり、結果的には事業に失敗し、スターリングは住み慣れた家を出る羽目になりました。

そしてカヌーは完成し、大人になったラスカルを野生に戻すことに決めてミルウォーキーへ引っ越す前日、親友として共にしてきたラスカルをカヌーに乗せて森に放し、別れを告げました。

動物愛を学んだアニメでした。