大金持ちの1人娘であったセーラですが、11歳の誕生日をさかえに境遇が一変し、お嬢様から一気に台所の下働きのメイドとなってしまい、そこから彼女の辛い人生が始まった時には毎回ハラハラドキドキの連続で見ていました。

メイド頭のモーリー、料理人のジェームスもメイドになったセーラをこき使います。11歳の少女には毎日台所仕事やその他雑用はとっても大変以上に、辛かったはずです。そんな時に同じメイドとして働いていたベッキーはセーラのよき友達・支えでもありました。

ベッキーだけはセーラの立場が変わっても「お嬢様」と呼んでいました。ベッキーは本当に優しい少女で、時にはセーラを庇うなど強い一面もありますね。

しかし、セーラは毎日酷使されても必死に耐えていました。11歳の少女にはあまりにも過酷過ぎる人生なのですが、皆さんはどう思いましたか?

NHKドラマで「おしん」が放送された2年後にこのアニメは放送されていたわけですが、当時セーラがメイドとして働く姿はもうおしんの少女時代の奉公している姿と重ね合わせていました。ですからまさしくロンドン版おしんと思っていました。

辛抱することはとても大切なことではありますが、セーラは辛抱の限界を超えているはずです!でもどうしていじめにあってもあんなに彼女は耐えることが出来たのでしょうか?

アニメの中で外に買い物に出たセーラが元御者として雇っていたピーターに話しています。「私はあの学院以外に行くところがないの。だからどんなことがあっても耐えて行くしかないの。」んん~、何ともセーラの我慢強さを強調しているかのように聞こえてきます。

セーラは父の亡くなった真相を確かめるために、インドの警察に手紙を出しています。やはりセーラは父の亡くなったことを受け入れられなかったのでしょうね。「どうかお父様が亡くなったことが嘘でありますように。」と願いを込めながら。

しかし、セーラの願い虚しく手紙は束になってインドから送り返されてしまいます。これでセーラは本当に父が亡くなったことを受け入れます。

毎日台所の下働きから、洗濯、掃除などセーラはベッキーと共に頑張っていきます。しかし本来ならこんな酷使の日々を送っていたら逃げ出したくもなるはずなのですが。

でもセーラはもう自分には頼る親戚もない、行くところが他にはないのだから、メイドとしてやっていくしかないと心の奥では常にプリンセスとしての誇りを忘れてはいなかったのでしょう。

ミンチン学院の隣りにインドから引っ越してきた見知らぬ紳士が病気だと知ったセーラは、心優しく教会へどうか紳士の病気が早く快復するようにと、祈りをささげます。それは自分の父がインドの奥地で熱病にかかって亡くなってしまったことで、とても他人事と思えなかったからです。

セーラはもう11歳にしては大人並み以上の我慢強さと優しさを持っていたんですね。自分より貧しい子がいるんだと分かれば、お腹すいてるにも関わらず、パンを分けてあげるなど本当に他人に対しても配慮の行き届いている少女です。

でも隣の紳士こそがセーラを探していた父の友人であり、これからのセーラの人生のカギを握る人だとはセーラはさすがに気づいてはいませんでした。酷使され、病気になった時に暖かい料理を運んでもらったことをきっかけに、セーラの運命は大きく変化を遂げようとしつつありました。

そして紳士と巡り合い、莫大な遺産を相続し、ダイヤモンドプリンセスになったセーラはベッキーを引き取ってまた幸福な少女として戻れました!人生は何も辛いことばかりじゃない、いつかはいいことに巡り合える!まさしくセーラはその通りだったのです!