主人公のスターリングは物語の最初から動物を飼っていました。カラスのポー、スカンク4匹、犬のファウザーがいました。カラスのポーはスターリングも手を焼くほどの酷いいたずら者で、近所の教会に巣を作って、鳴き声も「アホー、アホー」とわめいては、牧師さんや周囲の人達を不快にさせたり、注意をさんざんさせられる始末でした。

犬のファウザーはその反対で、とてもノース家には頼りになる番犬です。それにとても頭がよく、スターリングや父のウイラード、母のエリザベスからはとてもかわいがられていました。

スカンク4匹については、イタズラ少年がラスカルを盗みだそうとファウザーに犬をけしかけましたが、あまりのファウザーの迫力に相手の犬は負けてしまい、スカンクに八つ当たりしてほえてしまい、それに驚いたスカンクたちが臭いおならをぶちかまして、たまたま教会で結婚式をあげていたカップルにも影響を及ぼしてしまい、式のやり直しをするといったトラブルが発生しました。

そのことに怒った近所のサーマンはスカンクを殺す!と言いだしましたが結局スターリングはスカンクが殺されるのはたまらなかったので、仕方なくウエントワースの森に逃がしてやりました。

スターリングはスカンクたちは逃がしてしまいましたが、ラスカルやカラスのポーはどんなに近所の人から何を言われようとも決して途中で捨てるようなことはしませんでした。

「何しろ僕の友達ですから。」この彼の言葉にはハッとするものがあります。スターリングはどんな動物でも人間同様、友達にしてしまうんですね。

では彼はどうしてどんな動物でも友達と思えるのでしょうか?やはりそれは彼の心の奥から動物を深く愛する気持ちがあるからではないでしょうか。

ラスカルを赤ちゃんの時から育てて、スターリングは常にラスカルを友達と思い、そしてついには「僕の親友」とまで周囲に言うようになります。そして本当にラスカルを心から愛して毎日共に過ごしていきます。

そんなラスカルもスターリングの優しい気持ちが伝わったのか、彼を信じ、なつくようになります。あの可愛さは本当に釘付けにされましたね。

しかしスターリングがどんなにラスカルやポーを友達だと思っても、肝心のラスカルとポーはどうも馬が合いません。スターリングが赤ちゃんだったラスカルを連れてきたときから何だかポーの様子がおかしかったのは気づいていました。スターリングがラスカルをあまり可愛がるので、やきもちを焼いていたんでしょうね。

それにスターリングは近所の馬のドニイブルックやアリスとノーザネイルのホテルに出かけた時に知りあった沢山の動物たちとも何の違和感もなく接します。やはり彼は根っからの動物愛護精神のある少年と言えましょう。きっとラスカル意外の動物でもひょいひょいと友達にしてしまうでしょうね。

でもやっぱりスターリングにとってラスカルはかけがえのない存在、親友です。檻に入れることになっても、彼は胸を痛めますが、ラスカル自身も決してスターリングが本心から自分を檻に閉じ込めたんじゃない、ということが分かったのか素直に入ることを受け入れています。

やはり動物は飼えば家族の一員です。ただ可愛いだけでは飼えないでしょう。人間と同じように愛情を持って飼うようにと、このアニメで教えてもらったとも言えます。