ハイジの父方に当たるアルムおんじ。初登場時はとても怖い顔立ちをしていて、誰も寄せ付けないくらいの本当に変わり者の印象がありました。

でも孫のハイジが一緒に住むようになってからのアルムおんじの変わり様には何とも驚きを隠せませんでした。ハイジにとってはアルムおんじがデーテに次ぐ2番目の身うちでもあります。

デリフリ村では皆アルムおんじを「偏屈もの」「ひねくれ者」「変わり者」と常に噂していました。でも正直ハイジがアルムおんじの所へ来たのは5歳の時のことです。まだ小さい子どもですから、村人の心無い噂など理解できなくても当然のことといえます。

初対面のペーターともすぐに仲良しになったハイジでしたが、「私、山の上に行くのよ。おじいさんの所へ行くの。」とペーターに話します。ペーターもアルムおんじを怖がっていた1人ですから、ハイジの言葉に驚いて、「怖くないのか?」と聞きます。

でも何も知らない無邪気なハイジは「どうして?」とペーターに聞き返しますが、元々口下手の彼は「どうしてって…?まあ、いいや。」と説明しませんでした。

高い山の上に3本のモミの木の手前の山小屋でアルムおんじは、どっしりと1人暮らしをしていました。まさしくたくましい山の男といった感じです。体も老人の割にはがっちりしていて、高い山登り、危険な仕事など平気で何でもこなします。

しかし、白髪でひげをはやしているこのアルムおんじって一体何歳なんでしょうか?アニメの中では一切年齢など挙がったことがなく、子供時代は全然このアルムおんじの年齢など全然気にすることなくリアルタイムで見ていましたね。

最初からハイジの父方の祖父だということは知っていました。でも大人になってから見ると5歳のハイジからするとアルムおんじはかなりの高齢者?とも取れるような気がします。さて、その肝心のアルムおんじについての年令ですが、調査してみたところ、「70歳」だということが判明しました。

ええ?アルムおんじは70歳?皆さんは若い、それとも思ったより高齢ではないか?どちらの印象を受けましたか?

日本人の現代の70歳は結構若い方だと言われています。何せ高齢化社会が進んで100歳以上の高齢者がどんどん増えて行っていますから。

ですが、今の70歳の人にアルムおんじのような生活をしてみたら?と提案したらどうでしょうか?多分出来ないでしょうね。やはりアルムおんじのあのたくましさ、体力は若いころからの蓄積された力の賜物でしょう。

何せハイジやクララを片手で抱き上げるなど、とても70歳とは思えないくらいの腕力もあります。

若いときからアルムおんじは大工仕事が得意でした。ですから手先は実に器用で、木工細工など他に人にはないような才能を発揮します。ペーターの家の不具合を直したり、時には食器や家具、ハイジの積み木など何でも木で作るところは一切お金をかけていませんでした。

ですからハイジにとっては最も頼りにできる身内なのです。最早叔母のデーテよりもハイジはアルムおんじに信頼を寄せていましたね。

ハイジと暮らせるようになったお蔭で、アルムおんじは頑な心が解けて、最後には村人たちとの交流もするようになり、和解する運びとなりました。

でもアルムおんじが村から離れて、1人暮らしをしていた頃、密かにペーターのおばあさんやお母さんのブリギッテは「本当は優しい人」と見抜いていた様子でした。この2人だけは村人の噂は信じていることなく、ちゃんとアルムおんじの隠れた優しさの本質を見抜いていた、と言えます。